2012年03月25日09:19
人はかつて山の人とそれ以外が分かれて棲んでいた。
世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。
かつて食生態学者・登山家・探検家の西丸震哉氏の本に出会
い、面白くてすっかり先生のファンとなる。
その先生の説明に、山の人のことが書いてあった。
山で暮らす人たちは下流の里に降りることなく生きられるよう
山と山を結んで交流し、それ以外の人とは交易をしていた。
川沿いに山を上れば隣の川とをつなぐ道が必ずつながっている。
川という字そのままに、三本の川があればその奥ではあみだ
クジのようにつながっている。
どんな山の奥に行っても人家はあり、そこで長く暮らす人たち
がいることに驚くのだが、代々継いできた基本は山の暮らしだ。
便利な下流の平野に出ることをよしとせず、山と山の交流と交易
で長い間くらしてきた「山の人」の暮らしがあるのです。
「海と山とどっちが好きだ」などと問われたら「海」と答える私など
は山の人ではない。
山の人のDNAはもう薄れているのだけれど、どうしても山を目指
す人が多くいるのも事実、私たちの先祖の山の人は、山だけで
暮らしていた。
山には山だけのルールがあり、山と山をつなぐルートをたどれば、
今も一度も下に下らずに繋がっていけるのだそうです。
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カテゴリー │洋色字典
人はかつて山の人とそれ以外が分かれて棲んでいた。
世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。
かつて食生態学者・登山家・探検家の西丸震哉氏の本に出会
い、面白くてすっかり先生のファンとなる。
その先生の説明に、山の人のことが書いてあった。
山で暮らす人たちは下流の里に降りることなく生きられるよう
山と山を結んで交流し、それ以外の人とは交易をしていた。
川沿いに山を上れば隣の川とをつなぐ道が必ずつながっている。
川という字そのままに、三本の川があればその奥ではあみだ
クジのようにつながっている。
どんな山の奥に行っても人家はあり、そこで長く暮らす人たち
がいることに驚くのだが、代々継いできた基本は山の暮らしだ。
便利な下流の平野に出ることをよしとせず、山と山の交流と交易
で長い間くらしてきた「山の人」の暮らしがあるのです。
「海と山とどっちが好きだ」などと問われたら「海」と答える私など
は山の人ではない。
山の人のDNAはもう薄れているのだけれど、どうしても山を目指
す人が多くいるのも事実、私たちの先祖の山の人は、山だけで
暮らしていた。
山には山だけのルールがあり、山と山をつなぐルートをたどれば、
今も一度も下に下らずに繋がっていけるのだそうです。