イチロー的こころ（旧版）

新しい短縮言葉が生まれたらそれは文化として認められたことになる。

デジイチ：デジタル一眼レフカメラ

世はデジタルカメラ時代、仲間が書くように今欲しいものにリストアップされるもの
にデジタル一眼レフカメラがあります。

ボクがデジイチを手に入れたのは必要に迫られたから、それまでは静物を撮って
いて仕事でもそれで充分だったところに手に入るギリギリの価格でデジイチが登
場した。４年ほど前のことでした。

デジイチに必要とされた機能はただ一つ、被写体の動きに対する反応でした。
ヤマハラグビー部の取材をはじめた５年前、まだ普通のデジタルカメラは遠くから
偶然の被写体を撮るにすぎませんでしたが、デジイチは迫る選手の瞬間を切り取る
ことができた、これにつきるのです。

それは他にも使えます。

今ならば誰もが経験する携帯電話のカメラ、シャッターを押した後、切れるまでの
タイミングが狂う、その為に最高の笑顔、花火が開いた瞬間などを撮れなかった経
験があるかと思います。
デジイチはその瞬間にモノを捕らえて切り取ることができることが違いとなります。

よい写真とはその瞬間をとらえることにあります。
例えば、レモンを持って放る、宙に浮いている瞬間をとらえることができるのです。

シャッターチャンスを逃さないとすれば、撮る楽しみ、撮ったものを見る楽しみが増し
ていきます。それだけでカメラはとても楽しいものとなる。

デジタルカメラはまだまだたくさんの楽しみを持っていますが、まずはシャッター
チャンスを逃さないカメラであることをお伝えします。

カメラの記事に触発されて、メーカーサイトを見にいくと、またも新しいカメラの登場を
知る。
よく、いつ買ったらよいですか？などと損得の話を聞くことがあります。

答えは「今」、撮りたいものは待っていてくれません、カメラの進歩は撮りたい子供の
成長だったり、イベントだったり、花の開花などよりはずっと遅いのです。

撮った写真は撮った瞬間から思い出の宝物になる。
それは何ヶ月後には撮れない瞬間だと考えれば、宝物を手に入れつづける方が先
ですね。

今を欲張り、瞬間を残しておきたい方に、デジイチはお勧めです。