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カテゴリー │海とスキッフの話

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カロライナ・スキッフはバックシャンである。

使った写真を見た浜名湖ボートクラブカナルのシバちゃんにしてそう言わせる
のがこんなアングルなのだ。

大型のスズキエンジンを載せ、白い飛沫をあげて走るスキッフは後ろ姿が決
まる。

最速にして最善。スクエアな幅広の船は車なら1800mmオーバーの安定を
持ち、そしてローダウン。見事にアメリカらしき船なのだ。

自由な艤装(カスタマイズ)を施せるのも個人がスタンダードより優先するアメ
リカならではのものなのだ。

全米で2位のシェアを持つカロライナ・スキッフの日本総代理店はカナル。
浜名湖を中心のシャローウォーター専用艇として輸入されている。

スクエアな船底を持つから横波に弱いかといえば、広さが吸収し、波は底を
通り反対側へすべり去る。
前からの波は波頭の上を滑るように越えて進む。
こんなところがインプレ。

写真を撮る時に伴走艇を後ろにつけてもらったのはこのアングルが欲しいか
ら、岸からでは角度がつきすぎてローダウンで走るスキッフの躍動感が写ら
ず、横からではスピード感がない。

「帰ろう」と声がかかり、見事なコーナリングで船がカナルを目指す。

スキッフは小船という意味ながら、圧倒的な加速を見せる船はシップと呼び
たい。

宇宙を行く船はスターシップ、もちろん大海原を行く船はもちろんシップである。

浜名湖を行くスキッフは静かなる水宇宙を行くバトルシップである。


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